「トレーシングペーパー」というものをご存知でしょうか。
そう、図柄を透かして複写したり製図などにも使われるあの半透明の紙です。
もっと身近な例だとクッキングシートや薬包紙も同じ素材でできています。
煮物の落とし蓋として使う方も多いのでは?
半透明なので薄く破れやすいのかと思いきや実はそんなことありません。
なぜ半透明になるのかというと紙の原料である木材繊維(セルロース)とはもともと光を透過しやすい素材なので製造する際にその密度を低くすれば透けない紙に、逆に密度を高くすれば透ける紙、トレーシングペーパーとなるのです。
トレーシングペーパーは設計・製図分野での需要に応えるカタチで生まれたものですが、現在では用途が広がり雑貨や招待状などにも使われるようになりました。
どうやらその独特の透け感が人気のようです。
\DIY界隈でも定番のアイテム!/
メリットとしてはデザイン性の他、どうやら“捨てられにくい”傾向があるようです。
通常の紙と違うので何となく勿体ないという感情が働いているせいでしょうか。
デメリットとしては両面に印刷すると反対側が透けてしまうため、ページ番号を印刷するような冊子ものには向かないと思われます。
この透け感はとても印象的!
商品のタグやカタログ、書籍類の遊び紙など様々なものに応用すればちょっとおしゃれな印刷物ができ上がるかもしれませんね。